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住まいる水道が全国500名を対象に、蛇口の修理に関するwebアンケート調査を実施いたしました。
Webアンケート調査概要 | |
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調査企画者 | 住まいる水道(株式会社住まいる設備) |
調査の目的 | 水道業者の修理料金調査とサービス向上の為 |
調査方法 | クラウドワークスwebアンケート |
調査対象地域 | 全国 |
調査対象者 | 蛇口の修理で水道業者を利用して改善した経験のある方 |
調査実施時期 | 2025/5/23~2025/5/31 |
質問数 | 全10問 |
回答者数 | 500名(重複者無し) |
補足事項 | 調査結果は企画者で全数目視し、悪戯と思われる回答は除外しております。 |
それではアンケート結果を見て行きましょう。
目次
「蛇口のトラブルが起こった際に水道業者はどうやって探しましたか?」という質問の集計結果は以下の通りです。
今回、インターネットで調査を行ったので、「蛇口のトラブルが起こった際に水道業者はどうやって探しましたか?」の質問にはほとんどが「インターネット検索」や「ランキング・比較サイト」に集中すると思いましたが、意外な結果となりました。
ネットを使用して業者を探した方は280/500名で56.0%、「その他」を抜いたとしてもネットを使用しないで業者を探した方が197/500名で39.4%と約4割でした。
ネットを使用したことがある方々の中でもこの結果なので、もっと広範囲で見たら「ネットを使用しないで業者を探す方」の割合がもう少し増えるかもしれません。
「年齢を教えてください」という質問の集計結果は以下の通りです。
40代50代が多いというイメージでしたが、蛇口修理の年代1位は30代で175名、35.0%でした。これはおもしろい結果で予想よりも若い年代でした。「蛇口の修理が必要になるのは10年位経ってから」というのが今までの通説でしたが、この結果を考えると30代の蛇口修理が最も多いというのは「蛇口のトラブルは10年よりも前に起こっているケースが意外と多いのでは?」という仮説が立てられます。
「修理したお住まい、建物について教えてください」という質問の集計結果は以下の通りです。
今回のアンケートでは一戸建てに住んでいる方の蛇口修理が最も多い66.8%でしたが、集合住宅(個人宅)に住んでいる方が81名で16.2%と意外と少ない結果でした。賃貸物件(戸建て、マンション、アパート)に住んでいる方は67名で13.4%でしたが、賃貸物件の蛇口修理の場合、多くが管理会社や大家さん主導で対処するので、この結果は予想通りでした。
それに比べて集合住宅(個人宅)は20~30%位はあると予想していたので、実際はもっと少ない結果でした。
「修理した蛇口の使用年数は何年ぐらいでしょうか?」という質問の集計結果は以下の通りです。
先程も説明しましたが、「蛇口の修理が必要になるのは10年位経ってから」というのが今までの通説でした。しかし今回のアンケート結果は10年以上の修理が合計で235名47.0%、10年未満の修理が合計で265名53.0%と、10年未満の修理の方が多かったのです。中でも意外だったのは2年未満(17名)、2年~4年未満(25名)、4年~6年未満(56名)といった早い年数での修理にそれなりの人数がいたことです。もしかしたら特定の蛇口が極端に脆い?それとも全体的に近年の蛇口は脆い?等、いろいろな仮説が考えられます。
このアンケートだけでは原因の究明に至りませんが、この結果を見ると「10年位は大丈夫!」という感覚でいるのはリスクがあるかもしれません。
「使っている蛇口のメーカーはどこのものですか?」という質問の集計結果は以下の通りです。
TOTOが194名38.8%、LIXIL(旧INAX)が181名36.2%と蛇口のシェアが多くなっています。一昔前の圧倒的な1位はTOTOというイメージで、何処でもTOTOの蛇口が設置されていました。しかし近年はLIXILが台頭して来ていて、アンケート結果を見るとTOTOと1位を競り合うところまで蛇口のシェアを伸ばしていることがわかります。
「どこに設置されている蛇口を修理しましたか?」という質問の集計結果は以下の通りです。
台所・キッチン蛇口の修理が圧倒的な1位でしたが、これは使用頻度に起因するものと思われます。家の中の水回りで、台所・キッチン蛇口の使用頻度は一番多いでしょう。使っている回数が多ければ多い程、部品の消耗も早くなり、水漏れを起こしやすくなります。台所・キッチンの蛇口修理が60%を超えるとは思いませんでしたが、このアンケート結果は今まで抱いていたイメージとほぼ同じものでありました。
「蛇口を修理した時に掛かった総額を教えてください」という質問の集計結果は以下の通りです。
蛇口修理の金額は一つの金額帯に集中しているということはなく、比較的に満遍なく、様々な修理金額があったようです。その中でも今回のアンケート結果の特徴とすると、35,000円未満の修理が多いということです。合計数は454名で90.8%にもなります。また35,000円以上(40,000円未満、45,000円未満、50,000円未満、60,000円未満、それ以上)から極端に件数が減るのも特徴的です。蛇口の修理に関して35,000円という金額が一つのボーダーラインになっているように感じます。
「蛇口の修理はどんな事をしましたか?」という質問の集計結果は以下の通りです。
このアンケートは複数回答可で行いましたので、総回答数は651件となっております。その中で特徴的だったのは、ハンドル式水栓の修理項目が多かったということです。パッキン類交換(コマパッキン・三角パッキン)は231名で35.5%、上部ハンドル交換は140名で21.5%、合計すると371/651で56.9%となります。また、先の項目で「どこに設置されている蛇口を修理しましたか?」という質問に対し、台所・キッチンは306名で61.2%と圧倒的に多かったのですが、それに対し、カートリッジ交換が30名で4.6%というのは数が少なくて驚きました。
ちなみにこのカートリッジ交換には洗面所も含まれているので、台所・キッチンのみのカーリッジ交換でみればもっと数値は低いかもしれません。
「当日の修理に掛かった時間を教えて下さい」という質問の集計結果は以下の通りです。
別日の修理になったものを除くと、2時間以上かかった作業の合計が271名で54.2%となりました。先の項目で、蛇口の修理で一番時間のかかりそうな蛇口本体交換が112名だったので、それが全て2時間以上かかったとしても残りの159名は部品交換で2時間以上かかったことになります。もちろん複数箇所の修理を行っている場合もありますが、それにしても2時間以上がこれだけ多いのは意外な結果でした。
「蛇口の修理料金の理想はいくらですか?」という質問の集計結果は以下の通りです。
蛇口の修理金額は安いに越したことはありません。一番安い項目(5,000円未満)が一番多く、金額が増えるごとに数が減って行くと思っていましたが、少し面白い形のグラフとなりました。
今回の調査結果から総合的に判断すると、「蛇口の修理はかかっても30,000円までが理想」ということが見て取れます。
今回、蛇口の修理に関するアンケート調査を行いましたが、いくつか面白い調査結果が出て来ました。トピックをまとめると以下の様になります。
これらはこの様なアンケートを実施しなければ分からなかった事実です。今回は500名を対象にしたwebアンケートだったので、今回出て来たアンケート結果が全てのケースに当てはまるとは言えないかも知れませんが、それでも一考するには充分な情報だと思っております。