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 管内カメラはどんな時に使うの?使用用途や気になる調査費用を解説

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管内カメラはどんな時に使うの?使用用途や気になる調査費用を解説

排水管の詰まりはどこで何が詰まっているのかわかりません。
しかし、詰まっている水廻りを見れば、どのようなものが詰まっているのかはある程度、想定することができます。
トイレであれば「排泄物やトイレットペーパー」、キッチンであれば「油汚れや食材のカス」と言った感じです。
それでも詰まっている場所までは分からないので詰まりの解消作業は難航することも良くあります。
その様な時に力を発揮するのが「管内カメラ」という工具です。
今回はその管内カメラについて詳しく解説して行きます。

水道業者が持っている管内カメラってどんな工具?

水道業者が持っている管内カメラってどんな工具?

管内カメラは、目視出来ない排水管内を見ることが出来る工具です。
排水管の中が見れれば詰まりや汚れに対して効果的にアプローチできるようになります。
よく管内カメラの作業を「管内カメラ調査」と言いますがその名の通り、カメラ調査をすることで分からなかったことがいろいろとわかるようになり、改善に向けて次の段階に進むことが出来ます。

作業中

では、管内カメラはどんな仕組みでどの様に使うのかを見て行きましょう。

管内カメラの仕組み

管内カメラは排水管の中に入って行けるよう、細いワイヤーになっていて、先端にカメラレンズが付いています。
また先端にはライトも付いている為、暗い排水管内でもしっかりと映像にすることが出来ます。カメラ本体機器にモニターが付いていて、リアルタイムで管内の状態を確認しながら調査が出来ます。
また、カメラがどの位、排水管内に入っているかの距離の計測もできます。
モニターにメートル数が表示されるので、今どの位カメラが入っている?カメラの投入口から詰まりまでの距離は何メートル?などの数値が具体的に分かります。
ちなみに距離の表示は機種によって違い、0.1m単位のものから1cm単位のものまであります。

管内カメラの仕組み

基本的な管内カメラの使い方

管内カメラの使い方は、ワイヤーの先端に付いているカメラを排水管の中に送り込んで行きます。
そして、常にモニターを確認しながらゆっくりと送り込みます。
ちなみに、電動トーラー機や高圧洗浄機も細いワイヤーを排水管の中に送り込んで行きますが、ワイヤーが入って行かなくなった時に詰まりに当たったのか曲がり角に当たったのかが分かりにくいという排水管詰まり特有の難しさがあります。
しかし、管内カメラの場合はモニターで確認できるので、詰まりか曲がり角かを悩んだり間違ったりすることはありません。

排水管が詰まっている時は水を流すと排水管内に水が溜まりますが、水が溜まっている場合は少し待って、水が引いてからカメラを投入します。
カメラは防水なので水に弱いわけではありませんが、汚れた水の中にカメラを入れると視界が悪く、ほとんど見えなくなってしまいます。

詰まり解消のサポート以外に管内カメラの使い方はあるの?

基本的には排水管詰まり解消の補助的な役割として使われます。
管内カメラで詰まっている場所、詰まっている物を特定し、電動トーラーや高圧洗浄で詰まっている部分に対して集中的にアプローチし、効果的に詰まりを解消して行きます。
詰まり解消のサポート以外には、排水管詰まり解消後の管内の確認の為に使われることもあります。

見えない所だから、ちゃんと排水管内の汚れが取れているか見せてもらえると安心です。
お客様
お客様

尚、管内カメラ調査と詰まり解消作業を同時に行う場合は基本的に詰まり解消後の管内カメラチェックも行われます。

また、排水管の汚れの溜まり具合や排水管で詰まっているかどうかが分からない時の確認として使われることもあります。

詰まり解消のサポート以外に管内カメラの使い方はあるの?

管内カメラはどんなトラブル症状の時に使われるのか

それでは具体的にどんなトラブルの時に管内カメラが使われるのかを見て行きましょう。
主なトラブルは以下の様になります。

  1. 汚水桝が無い、もしくは見当たらない時
  2. 頻繁にトイレ詰まりが発生する時
  3. 排水管、下水管詰まりで詰まりの場所が想定できない時
  • 汚水桝が無い、もしくは見当たらない時
  • 特にトイレの詰まりでは汚水桝がチェック出来ないと、とても大変な作業になることがあります。
    このようなケースでは管内カメラによる調査が効果的です。管内カメラはワイヤーを入れた距離を測ることが出来るので、もし汚水桝が埋設されていたり何かの下にあったりした場合でも、その距離から汚水桝の場所をある程度推測して見つけることが出来ます。
    例えば、実際は隠れている汚水桝で詰まりが発生しているのに汚水桝が見当たらないので便器側からの作業をするとします。
    しかし、汚水桝で詰まっているので便器側から何時間作業をしても詰まりを解消することは出来ません。

  • 頻繁にトイレ詰まりが発生する時
  • この場合、詰まりの原因が便器内なのか、排水管内なのかが判別できないことがあります。
    そこで、管内カメラ調査をすることにより、排水管内の詰まりや不具合の有無を確認することが出来ます。
    排水管内に問題があればそれが原因と分かりますし、排水管内に問題が無かった時は便器内に問題がある可能性が高くなります。
    頻繁にトイレ詰まりが起きた時に「古い便器が原因で詰まりが起きている」と思いやすいものです。
    そして古いトイレを新しくすれば頻繁に起きる詰まりは解消すると思い、トイレ交換をしたけど結局、症状は変わらなかったという事例があります。

  • 排水管、下水管詰まりで詰まりの場所が想定できない時
  • 詰まりの場所が想定できないと非効率的な作業になってしまいます。
    例えば電動トーラーで作業をする場合、10m先の詰まりを解消するのと3m先の詰まりを解消するのとでは加わるパワーが違います、もちろん距離の近い方がパワーは加わります。

    パワーが強ければ詰まり解消までの時間が短くなり、汚れもしっかり取り切れるでしょう、
    しかしパワーが弱ければ時間が長くかかり、汚れが取り切れないこともあります。
    最悪のケースはパワーが弱いことによって詰まりを解消できない時です。

    電動トーラーや高圧洗浄をする場合は詰まりに対して一番近い投入口から作業することがベストです。
    住まいる水道
    住まいる水道

主にこれらのケースで管内カメラは使われることがあります。

管内カメラ調査を業者に依頼した場合の費用目安

管内カメラ調査を業者に依頼した場合の費用目安

管内カメラ調査を業者に依頼した場合の費用について、業者や状況によっても差はありますが20,000円~30,000円位が目安となります。
ただし、使用距離によって価格が高くなることもあるので、管内カメラ調査をする場合は最低20,000円~30,000円位はかかると思っていた方が良いでしょう。
管内カメラ調査の必要性と費用を考慮して、カメラ調査の依頼をするかどうか決めることが大切です。
どんなケースでも管内カメラ調査をした方が良いという訳ではありません。

管内カメラのDIY使用について

お客様
お客様
管内カメラってDIYでも出来ますか?
管内カメラをDIYで行うことは可能です。
しかし、いくつか知っておかなければいけないことがあります。
住まいる水道
住まいる水道

管内カメラをDIYで使う時に知っておかなければいけないことは以下の通りです。

  • 管内カメラは詰まりを解消する工具ではない
  • 管内カメラは排水管詰まり解消の補助的な役割の工具です。
    管内カメラを使ったからと言ってそれだけで詰まりが解消する訳ではありません。

  • 気を付けて使わないとカメラレンズや照明を傷つける恐れがある
  • 管内カメラは排水管の中にワイヤーを通して行きますが、慎重に扱わないといけません。
    DIYで同じように排水管内に通してくワイヤー式パイプクリーナーは多少圧力をかけてワイヤーを押し込んだりして詰まりにアプローチしたりしますが、それと同じ感覚で管内カメラを使うとカメラレンズや照明を傷つける恐れがあります。
    カメラレンズに傷がついてしまったらカメラとしての機能が下がります、最悪の場合は映像が映らなくなり使えなくなることもあります。また、照明が点かなくなるだけでも管内カメラとして使えなくなります。

  • トイレの先にある排水管の場合は便器脱着をしないとカメラ調査できない
  • トイレの先にある排水管を調査する場合、ほとんどのケースで便器を取り外して管内カメラを入れる事になるでしょう。もしお客様の方で便器を取外せない場合は業者へ依頼する事になるでしょう。

  • 管内カメラはDIYで使う工具としては高い
  • 詰まりの解消の為にDIYで使う工具は高くても3000円~5000円位が相場です。それと比べて管内カメラは安くても10000円~20000円位します。
    ちなみに3000円~6000円位の物でスマホに接続して使える管内カメラもありますが、対応する機種が限定的な為、ここでは除外いたします。
    このように管内カメラという工具は金額が高いという特徴があります。
    因みに業者が使っている管内カメラは10万円以上する物が多いです。

DIYで管内カメラ調査をすることは可能で、管内カメラがあると便利なことは間違いありません。
しかし、カメラがあるからと言ってトラブルが起こった際にその修理ができるかと言うと別問題にはなってくるので注意が必要です。

まとめ

管内カメラは排水管の中を目視する為の工具です。詰まり場所の特定や頻繁に起きる詰まりの原因解明、埋設している汚水桝の発見などに力を発揮します。
管内カメラ調査はそれなりに費用も掛かるので、カメラ調査をするかしないかは必要性に応じて判断する必要があります。
DIYでも管内カメラを使うことは可能ですが、使用頻度や価格、リスクなどを考えると業者に依頼する方が良いのかもしれません。

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