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今回は、水道業者に依頼してトイレ詰まりを改善した事がある方を対象に、修理費用の実態と理想の料金をwebアンケートで聞いてみました。
トイレ詰まりが起こって水道業者を利用した事がある方は結果とご自身がお支払いをした時の事を見比べてみたり、またトラブルに遭遇した事がないけど、今後利用する時がきたら、いくらぐらい支払う事になるのかの参考にしてみてはいかがでしょうか。
Webアンケート調査概要 | |
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調査企画者 | 住まいる水道(株式会社住まいる設備) |
調査の目的 | 水道業者の利用実態とサービス向上の為 |
調査方法 | クラウドワークスwebアンケート |
調査対象地域 | 全国 |
調査対象者 | トイレ詰まりを水道業者を利用して改善した経験のある方 |
調査実施時期 | 2025/4/18~2025/5/1 |
質問数 | 全6問 |
回答者数 | 500名(重複者無し) |
補足事項 | 調査結果は企画者で全数目視し悪戯や質問と関係のないと思われる回答は除外しております。 |
目次
水道業者をどのように探しましたか?という質問の集計結果は以下の通りです。
「ネット検索」で水道業者を探す方の割合が一番多く、約半数の46.6%となります。10年20年前は「マグネット広告」の割合が今より多く、40年50年前と更に昔になれば「家の近くにある水道業者」の割合が多くなっていました。時代の移り変わりと共に水道業者の探し方も変わって来ています、5年後10年後となればもっとネット検索の割合が増えるでしょう。
お住まいは?という質問の集計結果は以下の通りです。
見て頂いて分かるように戸建て48%、集合住宅(マンション・アパート)51%とほぼほぼ同率で発生してるのが分かりますね。
トイレつまりの原因は何でしたか?という質問の集計結果は以下の通りです。
一番多いトイレつまりの原因は「トイレットペーパーや排泄物(54.2%)」、これは誰もが思うところでしょう。しかし、約半数はそれ以外の詰まりやトラブルが原因というのは面白い調査結果です。その中でも「排水管のトラブル(22.0%)」は「トイレットペーパーや排泄物」に次いで2番目に多いトイレ詰まりの原因となっています。排水管トラブルとは主に、下水管でのつまり、汚水マスでのつまりなどで、下水管や汚水マスがつまってもトイレつまりの症状として現れます。
トイレ修理にかかった料金はいくらでしたか?という質問の集計結果は以下の通りです。
9,999円以下の修理はローポンプや薬剤と言った作業が多いようです。
ローポンプ作業で直すことが出来るのはトイレットペーパーや排泄物によるつまりで、薬剤作業で直すことが出来るのはトイレットペーパーによるつまりです。トイレつまりの原因と修理料金を見比べてみると、トイレットペーパーや排泄物が原因のつまりは271名で54.2%、0円~9,999円の修理料金は254名で50.8%とそれぞれ近い数値になります。
このことから、トイレットペーパーや排泄物が原因のつまりの場合、多くが1万円未満の修理料金になっていると推測できます。
また、19,999円以下で見ると408名で81.6%となり、トイレつまりの修理料金は8割が19,999円以下という結果になっています。
修理に来た水道業者の対応はいかがでしたか?という質問の集計結果は以下の通りです。
2万円くらい。排水管に木の根が出ていて、それにトイレットペーパーが引っかかり詰まったとの事で、根っこの撤去をしてもらった。
15000円。ラバーカップや応急処置で治らなかったので、トイレを分解して修理してもらいました。
トイレットペーパーを一度に大量に流してしまったことで詰まりが発生し、自力では解消できなかったため水道業者に依頼しました。
高圧ポンプでのつまり除去作業をしてもらい、作業時間は30分ほど。出張費込みで税込み8,800円ほどかかりました。追加料金などは発生せず、事前に見積もりも出してくれたので安心できました。
10000円くらい。夜間なので出張料が高かったようです。特殊な器具でつまりを直してくれましたが、夜間なのにもかかわらず、今なら便器も安く交換できるとセールスされ、その業者には頼みたくなくなりました。
何年も前なので、業者名は忘れましたが、小さな個人宅のような業者でした。郵便ポストにマグネットが入っていたので来てもらいました。何か詰まってますね、とのことで最初に粉の薬を使いますと説明があり、これは、すごい異物を溶かす力が、普通の市販のものより何十倍もあるとのことで、お金は、数万円かかると言われ、同意して作業を行なってもらいました。しかし、実際は全然効果はありませんでした。それから便器を全部外して中を見てもらいました。やはり何か詰まっているとのことで、直接それをとるか、高圧洗浄するか聞かれました。高圧洗浄が確実みたいなことを言われたのでそれをお願いすることにしました。業者に支払った料金は、6万5千円。
調査に協力してくれた500名の内、普通以上(丁寧でまたお願いしたいと思う程良かった、良かった、普通)の評価が490名で98.0%でした。悪徳水道業者に関するニュースはテレビのワイドショーや新聞、ネットニュースなどに取り上げられていることもある為、「水道業者=ボッタクリ、悪徳」というイメージが付いている方もいるかもしれません。
しかし、結果を見て分かる通り悪徳水道業者はほんの一握りであり、多くの水道業者は誠実に仕事をしていて良い評価を得ています。
理想の料金はいくらですか?という質問の集計結果は以下の通りです。
トイレつまりの修理料金の理想は9,999円以下が75.6%で断トツの1位です。修理料金が安く済んだら良いと思うのは当然のことだと思います。ただし現実は、つまりの状況次第で必要な作業内容が変わる為、つまりの症状が軽度なほど安く済み、重度なほど高くなります。トイレがつまったとしても、正しい方法で早めに対処を行ない重度のつまりにしないことが修理料金を抑えるポイントです。
今回のアンケート調査で見えてきたことは、さまざまな水道業者がいる中、修理を依頼した98%の方が「普通以上」の評価をしていて、ほとんどの水道業者が優良、もしくは普通以上の評価を得ている水道業者ということになります。
なので水道業者に依頼する時、必要以上に身構えることは無く、2~3社から見積もりをとれば納得できる業者が見つけられるはずです。今回の調査結果から、3社呼んで3社とも悪徳水道業者という確率は限りなく少ないと言えますね。
水道業者に依頼して見積り内容が不安な場合は必ず相見積りを取るようにして下さい
また、トイレつまりの原因は約半数が「トイレットペーパーや排泄物以外のつまりやトラブルだった」ということも面白い調査結果と言えます。トイレがつまった時は「トイレットペーパーを多く流した、トイレットペーパーか排泄物が原因」と思いがちですが必ずしもそうではなく、それ以外のつまりの可能性も充分にあるという事を頭の片隅に入れておくと良いでしょう。