原因・状況
外部にある給水管を折ってしまったというご連絡がありました。給水管が折れているということなので水が噴き出している状態かどうかを確認すると、折れた瞬間は水が噴き出してきたが元栓を閉めたので今は出ていないとのことでした。また、元栓を閉めているので水が使えない、トイレに行きたいが行けないとも仰っていたので、トイレはタンク内の水があるので元栓を閉めても1回分は流せる為、使用出来ることをご案内。そうなんだ、よかった!助かった!と仰っていただけました。
現場へ急行して状況を確認してみると塩ビの給水管がポッキリと折れている状態でした。折れてしまった原因を聞くと、お客様が誤って踏んでしまったら給水管が折れて水が噴き出したとのことでした。
作業・施工内容
外に露出してる給水管は劣化が進んでいて、かなり脆くなっていました。露出している給水管を踏んで折ってしまったとのことだったので露出部を埋設にして、その部分を新しい給水管にする一部切り回し工事と年数も経っていたので給水管の全引き直し工事を提案しましたが、今後は絶対に踏まないし折れた所だけを繋いでほしいというのがお客様のご要望でした。なので、露出状態での給水管の一部切り回しの見積書をご提示。ぜひこれでお願いしたいとのことだったので、承認のサインをいただいてから作業を開始しました。特に脆くなっている部分も含めて既存給水管を塩ビカッターで切断し、HI管を必要な長さにカットします。切断した既存給水管2ヶ所にストレート継手を接着し、HI管をストレート継手に接着します(2本共)。最後にエルボ継手を接着して管を繋げます。このまま接着部が固まるまで待ちます。接着部が固まったら元栓を開いて通水し、水漏れの有無と外水栓からちゃんと水が出るかを確認しました。水漏れも無く、外水栓も正常に使用できたのでこれで修理完了です。
今回修理で使用した部材は【13mmのHIVP管】を70cm、【13mmのHIVPストレート継手】を2つ、【13mmのHIVPエルボ継手】1つとなります。
ポイント(予防策・注意点)
露出の水道管は埋設部よりも劣化が早く、年月が経つと脆くなってしまいます。地表にある露出水道管は埋設するか、衝撃が加わらないようにカバーなどをした方が良いでしょう。今回のお客様は後でカバーを取り付けると言っていましたが、また踏んでしまったりぶつかってしまったりするリスクがある水道管は最低限、カバーなどをして予想外のことが起きても水道管が破損することの無いように保護しましょう。